境山の文机

ヘルマン・アーベントロート(1883~1956年)について調べています。 http://sakaiyama.jp/

おもう。

今朝方は、大阪でも積雪


この冬、大阪でも何度か雪が降っているが、節分の朝の雪は屋根を白く染めた。
ひんやりとした空気が、以前住んでいた地でのことを思い出させるので、少し辛い。

雪


古くからの知人と先日、久方振りに電話で話が出来た。


この知人、昔から守備範囲が広いようで、様々な物事に対しそれらをどう処理していけば良いか、その「やり方」をあれこれと知っているので、ある意味多方面において「便利」な人であった。


付き合いの長かったワタシから見て、この知人はいつもキャパシティを越えてあれこれ抱え込むところがあった。しかし、人から頼まれごとをされるのを非常に喜ぶタイプなので何とか色々同時進行でこなしてきていた様には聞いていたが、時々会って話を聞いているとほんと大変危なっかしかったし、常に綱渡りで歩いてきていた様子だった。


そしてとうとう知人は、長年大変お世話になっていた大事な人々に最大最悪の形で迷惑をかけてしまった。

限界を超えて無理に走り続けた結果、ある日急に自分の担当分を放り出し

「もう頑張れません」

と投げ出した。
周囲は、この知人が色々と処理してくれる前提で任せていたものだから先々の見込みも狂ったし、恐らく仕事の割り振りも混乱して大変だったのではないかと思う。

事の次第を後から聞いて、皆
「何故もっと早く言わなかった」
と言ったし、ワタシもそう思った。


ただ、長年話を聞いてきていていつも思ったのは、何が大事かが分かっており、かつ「やり方」を知っていて、その上で物事を片付けられる人材というのが本当に少ない、という問題が常にあったということ。少数のメンバーが常に多くを抱えて24時間365日動かざるを得ない、という状況、それ自体が最も問題だった。
(そしてこの問題は、どのジャンルでも起こり得るし、実際、起きている。)

雪

この知人から先日の電話で直接聞いたのだが、昨年末、知人は御迷惑をかけた方々のうちのお一人に会えて、この時にやっと、初めて謝罪することが出来たのだそうだ。


その方は、知人の頭を拳でコツンとやった後

「馬鹿野郎」

と、たった一言。

それだけしか仰らなかったのだそうだ。



知人との長い付き合いの中で、知人とその周囲の方々がここ数年抱えて片付けてきていた物事がどういうものであったのか、どの様な困難な状況であったのか、ワタシはこの知人を経由して幾分かは知っている。

なので電話を終えた後、ワタシは泣けて仕方が無かった。


知人が急に投げ出した後、勝った・負けたの基準で物を言ったり汚い言葉を吐いた人等がいたという話を人づてにワタシも聞いた。
(そういう話は、案外早く伝わるのだ。)
自己の得や利益を優先するために、驚く様なことをする人も世の中には多い。



だが、知人と深い付き合いの有った人たちは黙って見守った。
知人と長い付き合いのあったワタシも、そのことを大変有り難く思っている。




以前接点の有った若い人達が苦労している話も断片的に聞いた。
若いが故に、自分の中の正しさと直面している現実との間でかなりしんどい思いをしているようだが、どうか気持ちが折れることの無いようにと願っている。
あの人達の明るく前向きな姿勢、元気な様子にワタシはいつも気持ちが助けられていた。



何が大事なのか、何をやらねばならないのか、10年後、20年後のために今は何をしなくてはならないのか考えることは本当に大事なのだと、もう随分前から考えている。
「やり方」をよく知っている少数の人で物事をまわしていくのは限界があるし、無理に無理を重ねて体を壊したりした人がワタシの周囲にも多く居る。
頭の中の考えがどんなに正しくとも、過程がどんなに評価されても、結局のところ、最終的に出た結果がどうかが重要なのだが、少数の人員で24時間365日動く体制の中で目の前の懸案を片付けていくことに忙殺されて、大事なことが先送りされるのをもう今まで何度も見てきた。




薄っすらと積もった雪を見ていると、どうしても色々思い出す。






雪

そうか、やっちゃうのかドラマ化。

わー、とうとうやっちゃうらしいですね。
「のだめカンタービレ」 ドラマ化、アニメ化。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060810-00000018-spn-ent


丁度1年前、この件がネットで話題になった際
何だかイロイロ憶測が飛び交ってましたが、
でも今回のは確かな情報。



http://wwwz.fujitv.co.jp/nodame/index2.html

http://www.kisscomic.com/news.html
(アニメは 2007年1月スタート。)


ドラマはフジテレビで10月16日スタート、月9か。いいじゃん。
踊る大捜査線とかショムニとか、面白いドラマ生み出してきてる局だし。



漫画、という二次元で読んでる世界が三次元化される時って、やっぱ、どうしても皆それぞれにイメージ違いというのを各所に見つけてしまいちょっとガッカリする部分は出てくるのだけど

・・・・・でも、同じ日の同じコンサートへ行った人でもそれぞれが違う感想を持つのだから、そういうの考えたら、のだめドラマ見て

「やーん、イメージと違う」

とかイチイチ言うのは無しにしようぜ、みんな。



も1つ、のだめドラマ化に関して良いと思ったのは



じゃんじゃか沢山クラシックのコンサートがある
秋シーズン、というそのタイミングにドラマ化



ということ。
一時的、な現象になるかもしれないが、コレの影響でコンサート行く人が確実に増えるであろうことは大変喜ばしい。きっかけは何だっていいんだし、んでその後はどうしたらリピーターが増えるか、が一番の問題なのだし。



オープニング・エンディングにどういう曲を持ってくるのかも今から大変気になりますが
(出演陣を見てると、大人の事情でジャニーズ系タレントの曲を無理に持ってくる必要もなさそうだから)


各シーンで使われる音楽に全国各地クラヲタから
鋭いツッコミ入ること確実なので、

分かり易さを優先して超有名曲ばかり使うことの無い様に

と願っている。

音符

古人の曰く。

古人の曰く 「家に白澤(はくたく)の図なければ、是の如きの妖怪なし」

という一節が、澤庵和尚の記した「太阿記(たいあき)」にありました。


白澤(はくたく)の図、とは中国の古い話に由来する妖怪図絵だそうです。



検索してみたらこういうページがありました。
 ↓
「白澤 1月号/No.86」 (2002年 中冨記念くすり博物館だより)
http://www.hisamitsu.co.jp/syakai/kusuri/tayori02.htm



妖怪がどんなものであるかを知ることで、それが及ぼす害から逃れられる、そのための妖怪図鑑を、9つの目を持ち人語を解する神獣・白澤の教えを元に中国の黄帝が作らせたそうです。
白澤は旅人を守る神獣、ということでお守りにもなっていたみたいです。


ずっと以前にはこの「家に白澤の図なければ・・」っちゅーのが何のことやらサッパリ分からんかったんですが、今は、ネットで検索すればすぐに手がかりが見つかるので、ホンマ便利だ???。


しかし事柄によっては
ネットで検索しても、知りたいこと全てが分かる訳では無いし、

手がかりも、考える材料も自分の手元には有るのに、それでも
若かった頃には見えなかったことが、今ようやく少し見えてきた様に思える、
そういうこともあるし。



クローバー


ちなみに澤庵和尚が記した「太阿記」は、内容としては兵法の心得メイン。
ワタシがまだ学生の頃、奈良・柳生に数回行ったことが有って
(錦生醸造の柳生錦はトテモ好みの酒で好きだった)
http://www.web-i.ne.jp/kinsei-jozo/

柳生家墓所のある芳徳寺で買って、以来、時々読んでいます。




ワタシは剣道を習う機会は全く無かったのですが、
この「太阿記」に書かれていることは兵法のみならず、色んなことに通ずる心得なのでは、と思ってて、読んでいると、自分なりに色々と気付くことがあります。
また、自己承認欲求、というものについて、それまでとは考えが少し変わったりとか。


二十歳の時はその時なりに読みましたし

今は今で、現在の自分で無いと分からぬ、そういうこともありました。


クローバー

つながっている。

クロアチアのピアニスト イーヴォ・ポゴレリチの私設ファンサイトを作っておられる転勤族の妻よしこ様のblog
「 転妻よしこ の 道楽日記」 で
http://blog.goo.ne.jp/rc1981rc/


3/3のエントリーを拝見していて、もうホンマびっくりしたのなんの
お、思わず、勢いでトラックバックさせて頂いちゃいました。

(よしこ様、広島も寒気の影響で雪や雨・・・との予報を見ましたが、どうかお体お気を付け下さいね・・・・・。)



>Pogorelichというタイトルの、英文メール・・・・・
>スウェーデン在住の男性からで、ネットサーフィンしていて
>偶然、私のポゴレリチ・ファンサイトに来て下さったのだという・・・・・
>この方自身、ホロヴィッツのファンサイトを運営なさっていて





・・・て、 えええええ!!!

そ、そりは、そのスウェーデン在住の男性は、もしかしてっ



あの The Vladimir Horowitz Website
Christian Johansson さんではっ

http://web.telia.com/~u85420275/index.htm



早速よしこ様の掲示板でお尋ねしたところ

び、ビンゴ!
ズバリ、そのホロヴィッツ・サイトの方でした。


Christian Johansson さんはご存知でないことなのですが
ワタシとても御礼を申し上げたかった方なのですー。


クローバー

ワタシ自身はキーワード検索でそのホロヴィッツ・サイトへ以前辿りついて
http://web.telia.com/~u85420275/concertography.htm

ホロヴィッツ(ピアノ)、アーベントロート指揮、
ギュルツェニヒ管弦楽団のケルンでのコンサートの記録を
Christian Johanssonさんのおかげで知ることが出来、
有り難くその情報を参照させて頂いて、
そんで自分とこのリンク集には入れさせて貰ってたのです。

http://www.globetown.net/~abendroth/links.html


以来、Christian Johanssonさんに御礼をトテモ言いたい、伝えたい、という気持ちはずーっとあったのですが
「な、何て書けばいいか・・・」
と、モジモジしたまま随分と時間が経ってしまって、結局そのままだったんです。


すいません


じ、実を申せば、「メール」ってスンゴイスンゴイ苦手なのです。
書くとき、めっちゃエネルギー必要。
(だから英文メールは更に数倍苦手・・・。)


掲示板の方がワタシ的には気軽にお話出来ます。
(でも、いざ書き込む時は何て書けばいいかをとても悩む。自分のサイトの掲示板でも、同じく。)


ワタシにとっての「苦手、苦手ではない」の順番は、この順。


苦手      >>>   苦手ではない

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トコロデ MyblogListで、いつも拝見しているblogをリストに追加させて頂く時というのも、とてもドキドキです。


先方がMyblogListを使われている場合、
「拝見してます、 ちなみにウチはこんなんやってますー」
と、コチラのblogも先方にお知らせすることになるから。
(使い始めた時にはソレを知らなくて、後でビックリした。)


そしてある時、先方もウチをMyblogListとか入れて下さってることに気づいた時って

「きゃああ、見てくれたんだ・・・  ハート

すんごい嬉し、恥ずかし。


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