境山の文机

ヘルマン・アーベントロート(1883~1956年)について調べています。 http://sakaiyama.jp/

仙台フィル。

4月21日(木)サントリーホール、仙台フィル

twitterのTLから知った4月21日(木)サントリーホール、仙台フィル・コンサート情報。
開演 18:30、指定5,000円 (4月5日一般発売)

http://www.suntory.co.jp/suntoryhall/perform/list1104.html#P21M3

東北応援チャリティ・コンサート ~仙台フィルとともに~

モーツァルト:フルートとハープのための協奏曲 ハ長調 K299から第1楽章
マスネ:タイスの瞑想曲
J.S.バッハ: 2つのヴァイオリンのための協奏曲 ニ短調 BWV1043から第1楽章
メンデルスゾーン:ヴァイオリン協奏曲 ホ短調 op.64から第1楽章
ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第2番 ハ短調 op.18から第2・第3楽章
ブラームス:ヴァイオリンとチェロのための二重協奏曲 イ短調 op.102から第1楽章
ベートーヴェン:交響曲第7番(全曲)

指揮  広上淳一、山下一史

出演 小山実稚恵(Pf)、漆原朝子、加藤知子、高嶋ちさ子、徳永二男、三浦文彰(Vn)、堤 剛(Vc)、高木綾子(Fl)、吉野直子(Hrp)、山口綾規(Org)

演奏 仙台フィルハーモニー管弦楽団、在京音楽家有志による合同オーケストラ

開演 18:30

料金 指定5,000円(4月5日一般発売)




http://www.sendaiphil.jp/news/index.html#news110317

仙台フィル、震災のため2011年3月~6月までの主催公演については、
すべて公演中止という状況。

直接被災地、避難所を訪ねてのコンサートをボランティアで行う
「音楽の力による復興センター」事業が始まったようです。

http://www.sendaiphil.jp/news/index.html


ロビーコンサート@仙台フィル定期演奏会

9/9(土)第213回仙台フィル定期演奏会
開演前のロビーコンサート


宮城民謡「さんさしぐれ」
北海道民謡「ソーラン節」


(ヴァイオリン)宮崎博さん、山本高史さん
(ヴィオラ)長谷川基さん
(チェロ)北村健さん




ワタシが仙台フィルを聴けるのは、9/9の第213回定期演奏会でたぶん最後、だったのですが、演奏会そのものも大変楽しく聴かせて頂いたのだけど、この日のロビーコンサートも大変嬉しかったです。
感謝。


ここ数年ワタシは、宮崎さん、長谷川さん、北村さんが出演される室内楽コンサート情報つかまえると、もう必ず聴きに行ってたのです。
東北電力のグリーンプラザコンサートにて聴く機会が最も多かった。)



弦楽四重奏版「さんさしぐれ」&「ソーラン節」は、とても思い出深い曲になりました。



音符



2001年に仙台フィルの演奏会をワタシが聴き始めた最初の頃には、定期演奏会開演前のこのロビーコンサートというのは、まだ、「嬉しいオマケ」ではあるのだけれど、でも演奏は余り期待しない・・・ということもあったのですが、でもそのうち徐々に良い演奏を聴けることが増えてきていて、ここ2、3年では思わず唸る名演に出会えた時もあり、いつもとても楽しみにしていました。


演奏会ではオーケストラとしての全体の音を聴いてる訳なんですが、仙台フィルの方々が少人数で演奏して下さるこのロビーコンサートでは
「あ、この方はこういう演奏家なんだ」
という面を知ることが出来る貴重な機会。


仙台フィルの演奏会へガンガン聴きに行ってたこの5年を振り返って、イロイロ思い出してみているのですが、そういえばワタシが宮崎さん(ヴァイオリン)のファンになったのもこのロビーコンサートがきっかけだったのでした。





御供さん(ヴィオラ)
のいつもビシッときまってるカッコいい演奏は、思わず惚れちゃいそうになりながら聴かせて頂いてました。
そして伊部さん(ヴァイオリン)のキリリとした端正な音はワタシもうすっごく好みだったので、ロビーコンサートで聴けたのは大分前なんだけど今でも強く印象に残っています。



音符

第213回仙台フィル定期演奏会 9/9

9/9(土)第213回仙台フィル定期演奏会
リスト 交響詩「マゼッパ」
ブルッフ ヴァイオリン協奏曲第1番
バルトーク 管弦楽のための協奏曲

指揮 ヘーヤ・ドモンコシュ
ヴァイオリン 伝田正秀

(客演コンサートマスター 戸澤哲夫)


http://www.sendaiphil.jp/concert


10月からワタシはまた故郷・大阪に住むことになったので、
仙台フィルの演奏会を聴けるのは、この第213回定期演奏会で
恐らく最後。


音符


第213回定期演奏会は、何だか久々に華やかで活気のある良いコンサートでした。

仙台フィルは、弦が良いのはいつものことなんだけど、今回は金管の良さも目立ちましたし、
ワタシ個人が特に印象に残ったのが、オーボエ、ピッコロ、トランペットの演奏が大変グーだったこと。


演奏会でご一緒した方とも終演後
「今日はホント、聴きに来れて良かったね」
と喜び合っていました。


ワタシは、ドモンコシュさん(1974年ブダペスト生まれ)の指揮について
協奏曲のとき特に不満を感じたんですが、他にも

「・・・む、大丈夫なんかいな、この人」

とか思いつつ聴いてたりしたこともあり、なので指揮そのものの感想は省略。
(彼の今の振り方、歌劇だったら聴いてみたいという気がワタシはしたんだが、
でも第2次大戦以後の時代ってのはもうシンフォニーコンサートがメインだしなぁ。)




伝田正秀さん(1979年長野県生まれ)は2006年1月1日仙台フィル・コンサートマスター就任。

2/10・11の第208回仙台フィル定期演奏会
ではコンサートマスターとして初登場でしたが、今回はソリストとして定期演奏会に初登場。

せんくらのサイトによると、伝田さんの楽器は

>ストラディヴァリウスを貸与

http://www.bunka.city.sendai.jp/sencla/blog_denda.html

とのこと。


「ブルッフ:ヴァイオリン協奏曲第1番」
この曲は、第1回仙台国際音楽コンクール関連コンサートで仙台の聴衆は何度も何度も聴く機会があったから、もう耳で覚えてしまってる人も多いと思う。

伝田さんの演奏は、冒頭部分の細かいところなどで

「ありゃ 困った・・・が、頑張れ」

と思うところも一部あったのだが、でもその後はなかなか楽しんで聴けました。
中盤、震度3の地震があり聴衆が一部ザワザワするハプニングもありましたが、でも特に混乱も無く曲は無事最後まで進みました。
この方のソロをライブで聴いたのがワタシは初めてだったんだが、伝田さんの演奏、もうかなり気に入りました。

ほんで、伝田さんはこれから場数を踏むともっと良くなるのだろうと思う。

演奏会でご一緒した方も「今後が楽しみだ、応援しようっと」と言ってはりました。
ワタシはもう仙台には住まないから、次にいつまた聴けるか分からないけれど、
彼の今後には注目していきたいと思いました。

もりのみやこメモリアルコンサート 7/3

7/3(月)仙台市市制施行117周年記念コンサート
「もりのみやこメモリアルコンサート」

(イズミティ21・大ホール)

モーツァルト 歌劇「後宮からの誘拐」序曲
シューマン ピアノ協奏曲
ラフマニノフ 交響曲第2番
(アンコール:ラフマニノフ ヴォカリーズ)

指揮 川本貢司

ピアノ タン・シヤオタン

仙台フィルハーモニー管弦楽団


(客演コンサートマスター 石田泰尚




ラフマニノフ2番が、楽しく聴けた演奏会でした。


タンさんのピアノは、2004年第2回仙台国際音楽コンクール・ガラコンサートで1度聴いたことが有ります。
あの時のタンさんは、オケよりも先にたったか進んで弾いちゃってる様なこともあった・・という記憶があるんですが、しかし今回のシューマンでは、オケの進行状況(特に管楽器)も見ながら弾いてるっぽい様子のこともあったように思います。
2004年第2回仙台国際音楽コンクール・ピアノ部門で1位になったことで、その後色んなオケと共演する機会を持たれた様なんですが、ピアニストって大変に競争が激しい世界なので、息の長い活動をしていかれるといいなぁと思います。


ほんで、シューマンの時の管楽器の一部の演奏は・・・・・ううむ。 落ち込み
ああいうところがいつまでも無くならないというのが、数年来仙台フィルを追いかけてきている1聴衆として、やはり常に不満なのであります。


音符


4・5・6月の3ヶ月、仙台フィルの演奏会@旭ケ丘はワタシ結局全部パスしたのですが、
(5・6月の公開リハーサルへは足を運んだのだけれども)
6/7「水のコンサート」と今回の「もりのみやこメモリアルコンサート」は応募したらたまたまお葉書当たったので、それで聴きに行けました。
イズミティ21・大ホール@泉中央は新しいし1450席、と演奏会をするには丁度良い席数なんだけど、座ってるとあそこの椅子は段々と窮屈な感じになるのが難点。



音符



ところで、石田って


もう三十路半ば・・・そういう年齢だっつーのに


紫の特攻服とか、似合いそうな


やんちゃな雰囲気が相変わらず有りますね、あの子は。


(ラフマニノフ2番でコンマス・ソロがありましたが、あれはなかなかよろしかったと思います。)


2004年11月の仙台フィル・定期演奏会で客演コンマスに来られて以降、石田さん&仙台フィルの演奏会はワタシも度々聴く機会があるのですが、
(前の仙台フィル・コンマス西江辰郎さんと同じく)

気合系ヴァイオリニスト

だなぁ、と思う(笑)。 笑顔


音符

2/11 第208回仙台フィル定期演奏会

2/11 第208回仙台フィル定期演奏会

ブラームス 悲劇的序曲
ブラームス ヴァイオリン協奏曲(ヴァイオリン 松山冴花
ブラームス 交響曲第4番
指揮 広上淳一

コンサートマスター 伝田正秀

(客員首席・ヴァイオリン 白井圭)



オール・ブラームス・プログラムな今回の定期演奏会。
まず仙台フィルの演奏に関して言うと、ワタシは概ね楽しんで聴いてました。


(ワタシの個人的な感想としては、2004年春頃位からの仙台フィルは
どんな指揮者が来ても、コンマスを誰が務めていても
一定水準以上の演奏が出来る、そういうオケになってきてるなぁ、
ということを度々思います。2003年頃まではまだ、指揮者の曖昧な指揮とか
勉強不足っぽい客演コンマスに引き摺られたりする様なことも多かったんですが。)




2006年1月1日仙台フィル・コンサートマスターに就任した
伝田正秀さんがこの定期演奏会で初登場。

(前コンマス・西江辰郎さんが昨年3月31日に退任され、9ヶ月間空席になってました。)


開演前のロビー・コンサートは仙台フィルのメンバーによる管弦室内楽
「Chambre dix(シャンブル・ディス)」の方々がブラームス・Hungarian Dance No.5を演奏。(シャンブル・ディスは3年位前から活動しておられて、電力ビル・グリーンプラザなどでもちょくちょく演奏してはります。)
http://www.tohoku-epco.co.jp/fureai/event/index.html


で、アンコールは「モーツァルト・イヤーなので」と広上さんが仰って
モーツァルト・ディヴェルティメント、確かKV334でした。



音符

松山冴花さんは2004年05月の第2回仙台国際音楽コンクールで聴いた時には、プロフィールを見なくても

「あ、ジュリアード音楽院・・・?」

とスグに分かる弾き方だった記憶があるんですが、でも今回聴いた感じでは
彼女の演奏は、以前とは大分変わってきてる様な気がしました。
でも所々で「荒い」というのはまだまだあって、ワタシ的には
またもう少し変化した後で、改めて聴いてみたいなと思ったです。



広上さんは2001年夏の第167回定期演奏会で初めて聴いて

「・・・苦手だわ、ワタシは」 困った

と思って、今までずっと避けてたんですけど(笑)
今はワタシ定期会員だから聴かない訳にはイカンしな・・・。
で、数年ぶりに聴いてみたら何だかもう以前程には毛嫌いしなくなったんですが、
ただ、あの指揮をずっと見てるとワタシは非常に肩が凝りました。

あの頭の振り方、フルトヴェングラーと少し似てますね。


そういや広上さんはアメリカのコロンバス交響楽団音楽監督に2006-07年シーズンから3年間の就任予定だそうです。
http://www.kajimotomusic.com/japanese/news/200601_hirokami.html
(アメリカではブラームスって余りウケない、と聞いたことがあるんだが、全般に派手派手な曲が好まれる地なのかしら。)


ここ数年の広上さんは、中高年層の男性に特に人気がある様な印象なのだがワタシの知人の間での評判は全く逆で、「良いと思わない」ってハッキリ言う人も結構多くいます。でも、大体そういう方はネットで思ったことを書いたりはしないタイプが多くて、なので広上さんに関しては好評判が目立ってしまうのかなとも思ったり。


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